煌めく海の中でカラフルな魚達に囲まれて極上の癒しを堪能したい・・・
そんな妄想をリアルな体験にするべく、Cカードを取得したにもかかわらず、趣味はスキューバダイビングです!と人様に言いにくい状況にありませんか?
『 ダイビングする事から遠のいてしまった理由 』として
1. ダイビングのために、休日を充てたり休暇も取り難い環境である
2. ダイビングにかかる費用を工面できない
3. 一緒に行ける仲間がいない
これら以外にも、いろんな事情で続けられなくなる理由はあるでしょうが、自分が本当にやりたい事なら時間も費用も工面するはずです。そういった『 続けられない理由 』の数々は、自分や周囲の人を納得させるための言い訳に過ぎないような気がします。
そもそも趣味に興じるとは、心が欲するものですから、恋愛と似ているのかもしれません。
別れたくなる本当の理由は、とにかく醒めた・別れたいからで、相手を前にして本音は言えないので、それらしい理由を考えてしまう。
本当に好きな相手だったら、会えない理由を探すよりどうしたら会えるかを考えます。好きじゃない相手なら、そんな努力はしませんが大好きな相手なら努力も惜しみませんよね。
貴方もそんな気持ちでダイビングを始めたはずです。
『 スキューバダイビングが趣味となり海や自然と接する事で人生観まで変わった! 』と満面の笑みで応えて下さる方にも数多く出逢いました。
しかし、ダイビング指導を提供する側が、Cカード取得なさった方をダイビングから遠ざけてしまった要因を生み出しているケースも見受けられます。
その要因とは・・・
1. 旅行会社主催の海外リゾート地で Cカード取得コースに参加したA子さんのケース
Cカード取得の参加者が増える繁忙期(夏季休暇)には、海外リゾートでの取得コース等で、参加者同士が和気あいあいと楽しい時間を共有出来るのは良い経験だとしても、お客様である講習生より過密なスケジュールを消化させる事の方に重点が置かれます。
指導するインストラクター1名に対して、講習生が6~7名にもなるケースの場合、講習で水中に滞在した時間を30分間とすると、単純計算しても講習生1名に対し、講習に充てられる時間はわずか4~5分です。
スキル達成に手間取る方がいたり、エキジット後に『 マスククリアを行うのは自信がない 』と進言するも、担当インストラクターからは『 大丈夫ですよ。ちゃんと出来てましたから・・ 』と言われただけで何がどう大丈夫だったのか?
『 自分では納得していない達成レベルでも、帰国の前日には仮Cカードが発行されていた・・ 』
帰国後にダイビング指導団体からCカードが郵送されてきたものの、友人や知人の中にバディと呼べる仲間もいない現状。
そして実際問題、一人でダイビングができるという自信が持てていないまま、時間経過と共にダイビングから遠のいてしまいCカードを取得しただけ・・・という事例。
2. ダイビング専門誌の広告掲載ショップでCカードを取得したB男さんのケース
Cカード取得には『 器材レンタル代金 』が費用に含まれていたので、説明を聞いた上で、コースへの申し込みをしたB男さん。
仕事の合間や自分に都合の良い時間に、カード取得にかかわる知識開発を済ませておけるのも理想的だった。
後日プール実習の予約をするためにショップを訪れたB男さんは、器材レンタル代に含まれるのはBCD・レギュレーターセットといった重器材のみで、それ以外の軽器材は海洋実習までに買い揃えて参加する事が条件だと初めて聞かされる。
既に申込時に費用を支払い済みだったB男さんは、スタッフが薦めるマスク・スノーケル・フィン等を買い揃えるための出費を余儀なくされた。
また、『 自分の身体にフィットするのが一番良いから! 』とオーダーメイドのウエットスーツを買うように薦められたが、B男さんは『 まだ海に入った事もないのに、購入には踏み切れません 』と返答。これを機にB男さんに対するスタッフの態度が変わり、どこか居心地の悪い雰囲気を感じる様になりました。
その後の海洋実習でもインストラクターからは『 自分の器材を持った方がスキルアップする』と重器材の購入を執拗に迫られて、B男さんはうんざり。
まだダイビングが楽しいと実感できていない初心者のB男さんは、器材購入を迫るショップの経営方針に嫌気がさし、カード取得後はそのショップに足が向かなくなった。
その後は一度も海に潜る事もなくCカードを取得しただけ・・・という事例。
アクティブゾーンからB男さんケースへのご提案
>>アクティブゾーンではダイビングが楽しいと感じていらっしゃらない方や、ダイビング・スキルに自信がない方に対して器材の販売促進は行いません。
3. Cカード取得までは、全て順調だったが・・・Y美さんのケース
仕事を終え、気分転換にCカード取得をしたショップへ寄り道して帰りたいY美さん。でも足取りが重くなる “ ある悩み ” を抱えていました。
『 ボートダイビングの時、他人の手を借りる事無く自立したダイバーになれるよ!』と勧められ、つい先日もボート・スペシャリティコースを受講したにもかかわらず、ショップを訪れると、『 〇〇がスキルアップするよ! 』と〇〇スペシャリティコース(S/Pと省略)や上級ランクへの継続教育講習を勧められる事でした。
しかしボートS/Pの受講時、インストラクターからは事前のブリーフィングもなく普通にファンダイビングしただけで、Y美さんにとってはスキルアップしたのではなく、1枚のS/Pカードが増えただけでした。
もともとY美さんは水に対する恐怖心も無く、初めての水中でもリラックスして講習を終え、『 これからもダイビングを趣味として続けたい! 』と思いました。そして金銭面では、Cカード取得後にウエットスーツや器材を購入するための費用を捻出していました。
Y美さんは『 私はダイビングがしたいのか?』『 私はS/Pカードを増やすことでスキルアップするのかな?』解らなくなってしまいました・・・と嘆いているY美さんの事例。